「ANAマイレージクラブモバイルプラス」を使ってみた!ANAマイルを貯めるなら最強かも
高寺勇雅です。
最近、マイルを貯めるためにANAマイレージクラブモバイルプラスというサービスを使っています。このサービス、他になくマイルを高いレートで還元してくれるのです。
使い始めてしばらく経ったので、ユーザー目線でANAマイレージクラブモバイルプラスのいい点と気になる点、またどういう組み合わせをすると良いのかをまとめてみます。
そもそも、ANAマイレージクラブモバイルプラスとはどんなサービス?スタートは2010年!
ANAマイレージクラブモバイルプラスとは、ANA公式で提供されているモバイル向けのサービスです。
詳しくは後述しますが、モバイル端末と連携してANAマイレージクラブをより使いやすくなるサービスです。
調べてみると2010年にサービス開始のプレスリリースが発表されています。足掛け14年の長寿サービスということですね。もともとはスマートフォンでなく携帯電話を想定に入れたサービスだったようで、プレスリリース内にはウィルコムにイー・モバイル、デコメといったガラケー時代のキーワードが満載です。
その後、スマートフォン向けにリニューアルしてdocomo、au、SoftBankで使えるようになったのが2012年とのこと。2年間でスマートフォン向けに変わるって、かなり急速に時代が変わったんですね…。
以上の通り、サービス開始は一昔以上前ですが、マイルを貯める観点では非常に魅力的な特典を提供してくれているサービスです。以下にいい点を書きます。
ANAマイレージクラブモバイルプラスのいい点
楽天Edy支払いでANAマイルが1.5%〜2.0%還元
楽天Edyでの支払いでマイルの還元率が1.5%になります。(ベース0.5%+ボーナス1.0%)
ANA VISAプラチナ プレミアムカードが同じ還元率ですが、年会費に大きな差があります。
- ANA VISAプラチナ プレミアムカード…年会費88,000円
- ANAマイレージクラブモバイルプラス…年3,780円(月315円)
なんとANAマイレージモバイルプラスだと、ANA VISAプラチナ プレミアムカードの24分の1の費用で同じ還元率を実現できます。強すぎる。
さらに、Edyマイルプラスという特約店がいくつかあり、そこで使えば+0.5%還元、計2.0%還元になります。
全国チェーンなのはマツモトキヨシとココカラファイン、紀伊国屋書店です。
これらのお店をよく使うのであれば、入る価値は大いにアリです。
ANA SKYコインへの変換レートが最大1.5倍
通常1マイル=1コインのレートで交換できるのですが、これが最大1マイル=1.5コインの交換レートになるそうです。具体的には以下の通りで、1.5倍になるのは40,000マイル以上。40,000マイル貯めるのもなかなか大変なので、使うことがあるかは個人的にはわかりません。
交換マイル数 | → | 交換後のコイン数 |
---|---|---|
1~9,999マイル | → | 1~9,999コイン(1倍) |
10,000マイル | → | 12,000コイン(1.2倍) |
20,000マイル | → | 26,000コイン(1.3倍) |
30,000マイル | → | 42,000コイン(1.4倍) |
40,000マイル~ | → | 60,000コイン~(1.5倍) |
優先的なチケット予約
以下のチケットに関して、通常のマイレージクラブ会員よりも早めに予約ができるそうです。
私は使ったことないのですが、帰省シーズンなど予約競争が激しいタイミングには有意義に使えそうです。
その他、オリジナル壁紙の配信や、海外WiFiレンタルの月イチ1日分無料などもあります。
個人的な目的は、やはりマイルの還元率です。他カードと比較しても圧倒的なのでありがたく使わせていただいているのですが、少々気になる点も…。以下にまとめていきます。
ANAマイレージクラブモバイルプラスの気になる点
楽天Edyのポイント付与体系(都度計算で200円以下切り捨て)
ポイント付与の計算が決済の都度かつ200円以下切り捨てです。
そのため、毎回の決済で200円に満たない分はポイント付与対象外となってしまいます。
切り捨てることになった分を足し合わせるともっとマイルが貯まるんだろうな〜と思うと少し勿体ないですよね…。楽天Edyの特性によるものなのでなんともしがたいですが、気になる方もいると思うので挙げてみました。
月額料金がかかる&キャリア回線での支払いのみ
前述の通り、月額が315円掛かります。ただ、それ自体は大きな問題ではなく、問題はその支払い方法。
クレカ決済はできず、キャリア回線決済のみ対応しています。
つまり、docomo、au、SoftBankのいずれかの回線を契約していないと、そもそも使うことすらできないのです。私はmineoユーザーなので、そのままだともちろんできず…。
無理に契約する必要はありませんが、個人的にサブ回線がほしいと思っていたタイミングだったこともあり、SoftBankのデータ回線を契約しました。
キャリア決済ももちろん使える上に月990円で維持でき、かつ通常のSoftBankの回線契約と同じ扱いなのでSoftBankユーザー限定のPayPayクーポンまでもらえるというお得な回線です。
もしこれからキャリア回線を契約しようという場合は超おすすめです。
ANAマイレージクラブモバイルプラスの損益分岐点は1~2万円ほど
月額利用料金がかかる以上、気になるのはどこからが得になるのかという点。
ANAマイレージクラブモバイルプラスの損益分岐点を計算してみましょう。
1マイルの価値がいくらか問題はありますが、単純に1マイル=1円で計算してみます。
月額315円を1.5%の還元率で割り戻せばいいので、計算式は以下の通りです。
315円 ÷ 0.015=21,000円
楽天Edyで最低でも毎月21,000円以上決済していれば、概ね元は取れそうです。
航空券に交換しかしないとすれば、1マイル=2円で計算して10,500円として扱っても良いと思います。
ということで、損益分岐点は月1〜2万円程度と考えて使っていけば、損をすることはなさそうです。
月1〜2万円であれば日常の決済で達成できるんじゃないでしょうか。
ANAマイレージクラブモバイルプラス×ANA Payでマイル還元率を最大化!クレジットカードによっても追加で還元を受けられるかも
もうちょっと欲張ってマイル還元率を上げることができないでしょうか?
実はまだマイル還元率を上げられる余地があるのです。
ANAのマイル関連の決済サービスといえば、ANA Pay。
ANA Payから楽天Edyにチャージすると0.5%のマイル還元を受けることができるので、実質2.0〜2.5%のマイル還元率にすることもできます。
さらに、ANAカードを使ってANA Payにチャージするとクレジットカードの種類に応じてマイル還元を受けることもできます。ANAカード以外でも、チャージする経路次第ではポイントを貯められるクレジットカードもあったりするので、ここはしっかり調べた上で対策したいものです。
※この前まで三井住友カードゴールドNL→Kyash→ANA Payの経路でチャージして0.75%マイル還元を狙っていたのですが、Kyash→ANA Payの経路が塞がれてしまったので代替案検討中です。
楽天Edyを使える環境なら、ANAマイレージクラブモバイルプラスはオススメ!
ANAマイレージクラブモバイルプラスの紹介をしてみました。
安価な利用料金で常時1.5%のマイル還元率を維持できるのはかなり魅力的です。
幸い楽天Edyを使えるお店が身近に多いので、個人的には最強のサービスです。サービス終了まで使い続けようと思っています。
同じように楽天Edyを使えてANAマイルを貯めたいという方には本当にオススメできるので、ぜひサービスページを覗いてみてください。
とはいえ、サービスリリースから12年以上経過し、ANA Payも開始したので、今後のサービス展開が気になるのが正直なところです。ひっそりと長く続けていってくれると嬉しいなぁ。
それでは!
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