ウェブ解析士を取得しました。学習時間や取得費用など。

高寺勇雅です。
いきなりですが、先日「ウェブ解析士」という資格を取得しました。
ウェブマーケティングを実践的に学ぶいい機会だったなと感じたので、振り返ります。

そもそもウェブ解析士って何?

アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材、それがウェブ解析士です。
引用元:https://www.waca.or.jp/course/wac

かなり実践寄りのマーケティングの資格です。
詳しくはウェブ解析士協会で説明されているので、そちらをご参照ください。

ウェブ解析士とは | 一般社団法人ウェブ解析士協会

ウェブ解析士取得の理由

1. マーケ関連業務に取り組むことになったから

10月から下半期突入ということで、配置換えもあり新しい業務に就くことになりました。
ざっくりと言うと、ウェブマーケティングの全体設計のお仕事です。

以前、ウェブ検索に強いコンテンツ制作の仕事(いわゆるSEO対策)に従事していた時期もあったので多少の知識はあるのですが、今回はその領域に留まらない広範な知識が必要になりそうです。
それに伴ってウェブマーケティングのイロハをイチから学べそうな教材を探しておりまして、見つけたのがウェブ解析士でした。

2. 資格が更新性であること

マーケティングの資格もたくさんあるのですが、その中でもウェブ解析士を選んだのは更新性の資格であるという点からです。

新しい知識をつけるのは努力目標としている資格が多い中で、ウェブ解析士は毎年のフォローアップテストがあり、それで知識の更新を行える仕組みを取っています。

日々アップデートされていくウェブマーケティングの知識を自力だけで追いついていくのはかなり難しいだろうと感じていたので、そうした体制があるといいなと思っており、ドンピシャハマっていたのがウェブ解析士でした。

3. 事業戦略からスタートする構成になっている

ただのツールの使い方などではなく、事業戦略の立て方やフレームワークの解説から入る構成になっています。

ウェブ解析と言ってもあくまで手段であり、本来の目的は事業成長です。
そのためにしっかり事業を捉えるところから入っていくスタイルになっているので、「なんのためにウェブ解析をするのか」を捉えられる流れになっているのも取得しようと思ったきっかけのひとつです。

4. マーケ知識がある裏打ちが欲しかった

「ウェブマーケティングの知識あるよ」と言ってもそれを裏打ちするものが特になく、どう証明すればいいんだろうと思っていたところもありました。そんな状況下なので「ウェブ解析士の資格持ってるよ」と言うことができれば、最低限の知識はあるのかなって認識してもらえるのではと思った次第です。

取得までの学習方法・学習期間

公式テキスト問題集をそれぞれざっと2週しました。

サムネイル用にAmazonリンクを貼っていますが、公式テキストについてはウェブ解析士協会の公式サイトからも購入できます。公式サイトからの方がPDF形式でダウンロードできるのでおすすめです。

学習期間は1か月ほどでした。
主に通勤電車の中で勉強し、GA4を触る必要があるものについては自宅で学習していました。

もともと持っていた知識もあるため、合間時間中心の学習でもスラスラと進められました。
とはいえ、かなりの情報量があるため、ウェブマーケティングについてまるで知らないような状態だと結構時間が掛かることは想定しておいた方がよいだろうなと思いました。

費用

私の場合は上記テキストと問題集、受験料で合計24,254円でした。

  • 公式テキスト(電子):4,400円
  • 公式問題集(電子):2,574円
  • 受験料:17,280円

認定講座を受講するともっと掛かるかと思いますが、個人的には公式テキストと公式問題集だけで十分でした。

取り組んでみた感想

総論的&実践的な内容

そもそもウェブとはみたいな部分から学ぶ事ができるので、これからウェブマーケティングを学ぼうとする人にもよい資格だなぁと思いました。

戦略立案をするためのフレームワークから、各プラットフォームの指標の解説、Google Analytics4の使い方など、ウェブマーケティングに取り組むにあたっての大上段から具体まで解説してくれているのは非常にありがたかったです。

いわゆる網羅的に詰め込んでいるだけでもなく、しっかりそれらの知識を活用する問いも多かったです。課題解決や目標達成のための次の一手はどれが適切かなど、実践する前提でのインプットを促すような内容になっていたので、学習にもかなり身を入れることができたかと思っています。

テキスト持ち込み可だったが、応用問題が多いので理解は必要

試験についてはテキスト持ち込み可ではありますが、応用を効かせる問いが多めなのでしっかり考える時間が必要だったと思います。
計算やらGA4の画面を操作して情報を探すなど、問題集をしっかり解いて慣らしておかないと大変だったかもしれません。

実際に実務として取り組む際には色んな情報を参照しながら進めることになるのでしょうから、持ち込み可なのも納得でした。

実践できる機会がほしい→上級ウェブ解析士?

ウェブ解析の大前提となる知識は付けられたものの、本当にただ「知っている」状態です。ここから実際に自分でウェブマーケティングをやっていくと考えると、もっと演習の機会がほしいなと思ってもいます。

資格としては「上級ウェブ解析士」が用意されており、その中で実践的な事が学べるようなので、取り組むかどうか検討中です。

上級ウェブ解析士とは

まとめ:実践重視でウェブマーケティングを学習したい初学者におすすめ!

実践重視の構成でかつウェブマーケティングの意義をしっかりと感じながらHowまで学べる、いい学習機会になったと思っております。

テキストの出来もよかったので、来年以降の改定時にも読もうと思っています。
※ウェブ解析士協会の会員だったら、毎年テキストが無料で配布されるそうなのです。激アツ。

同じようにウェブマーケティングを学びたいという方は、受験してみる価値は大いにあると思います。

多分上級ウェブ解析士も取り組むと思うので、取得することができたらまたエントリーを書こうと思います。

それでは!

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